舞台『トランス』は、80・90年代の演劇界を最前線で引っ張ってきた、第三舞台の主宰である劇作家・鴻上 尚史の代表作であり、これまであらゆる著名人によって上演されている。
「私は他人である」
もう一人の自分が残したメモには、そう記されていた。。
その妄想をきっかけに高校時代の同級生が再会。
フリーライターの立原雅人、精神科医の紅谷礼子、おかまの後藤参三
3人が織りなす妄想の世界。
シンプルな装置、軽妙だけれども切実な台詞。
悩める日本の若者を救うべく愛のファンダメンタリズムを描いた鴻上尚史の傑作がよみがえる。